第14回 唐松岳大会 レポート

大会主宰

坂口三郎

唐松岳主班長

荻原茂行

実行委員長

松田美宏

唐松岳1班SL

石川祥子

大会隊長

大蔵喜福

唐松岳2班SL

松木 靖

山の講話講師

中嶋 豊

唐松岳3班SL

堀内宏道

山口県山岳連盟

武永計介

芸能部

神谷ありこ

大会事務局長

矢沢裕子

事務局会計

清水静代

第15回登山フェスティバル

唐松岳大会を終えて


 大会主宰

日本山岳協会顧問(元会長)

坂口 三郎

 15回の節目となる唐松岳大会は、集中豪雨に見舞われ、第15回にして初めて目標の山頂を踏むこともなく、また見事な景観を誇る白馬三山、五龍岳の英姿を見る事もなく、幕を閉じました。聞く所によりますと、大会3日間の雨量は、この地方の1ヶ月半に相当する量だったとの事、自然現象とはいえ、全く驚異的なことでありました。

全国の各地から参加された山仲間の皆様ご苦労様でした。皆さんの豊富な経験と、沈着、協力的行動で事故も無く、有意義な大会となったことに感謝している処であります。

あの荒天でありながら、予定の行事は実行し、諸先生方の講話を聞くことが出来ました。時に、今井通子さんには、荒天の中、八方池山荘まで登ってこられ、魅力的な話をいただき感動いたしました。

松田実行委員長を頂点とする役員の皆さんの永年の経験、的確な判断、素早い行動、そして関係者の方がたの協力あってのたまものと重ねて感謝を申し上げます。

今大会の行動を振り返りますと、初日、エスカルプラザの前庭に「オオヤマレンゲ」の植樹をし、ゴンドラで白馬五龍植物園まで登り、コマクサ、エーデルワイズの植花をしました。数年後にはすばらしい大群落が見られることでしょう

歓迎式典で10回参加された方に、感謝状を差し上げております。昨年までは天赦賞と銘しましたが、今年から鸛鵲楼賞としました。開催要項に記してありますが、その意とする所は、天赦は余世を楽しんでくださいの意でありますが、今年の該当者は、「お若く、新進気鋭の登山家でありますので、SMFで今後一層のご精進、ご活躍を願います」の意を含んでおります。唐の詩人「王之渙」(688〜742)

 登鸛鵲楼 (鸛雀楼)とも書く(コウノトリ)

白日山に依りて尽く、黄河海に入りて流る

 千里の目を窮めんと欲し、更に上る一層楼

7月1日、登山行動の日、白馬山麓アルパインホテル、雷鳴で目を覚ましました。雨が激しく降っています。テレビは白馬地方に大雨警報を報じているようです。今年3月27日、那須岳で栃木県高体連の春山講習会において雪崩に遭い、先生、生徒8名死亡、40名負傷と言う未曽有の遭難事故を思い出していました。

わが実行委員会では、整々と行事を進行させ、大きな変更を余儀なくされましたが、貴重な講話など学ぶことも多く、貴重な経験を積み重ね、無事大会を終えることが出きました。本当に有難うございました。

来年また長野の山でお逢いしましょう。

 


第15回坂口登山フェスティバル唐松岳大会の御礼

SMF継続の原点は白馬村から


大会実行委員長

長野県山岳連盟顧問

松田 美宏

 

 主宰の坂口さんが日山協会長職をお譲りになる際、次期会長選出の話し合いが岸記念体育館で行われ、6名でしたか、私も同席させて頂きました。坂口さんは最終的に埼玉の、田中文男さんの禅譲を望まれ、多少議論の末に了承となりました。この時のお話から、

坂口さんの長期ビジョンと潔良い姿勢に私は心打たれるものがありました。

これが元で、長野の旧知たちと「坂口さん会長職ご苦労様会」を、東京の福田監事や、岡山の岡本さんなど25名程で飯綱山頂で食事を作ったのが始まりです。登山月報にも登載し全国的にも知られることとなりました。それは平成13年の春のことでした。

平成15年全日本登山体育大会を白馬村で開催し、全国より650名が一同に会し、歴代一の参加者数だったと思います。実行委員長が私で、役員にひまわりの会の矢沢裕子がおり、白馬村役場や、当時の福島信行村長、白馬館松沢社長、白馬村振興公社など、各所に出向き交渉にあたってくれました。それは目まぐるしく慌ただしい大会でした。

さすが650名となると、一堂に会するホテル会場はなく、したがって体育館ウイング21で、食事は仕出し調達とし、山小屋は、白馬山荘・白馬岳頂上宿舎・白馬鑓温泉小屋・唐松岳頂上山荘・風吹大池山荘の5カ所、里の宿にスタッフはグリーンスポーツの森キャンプ場で宿泊、参加者は、降籏義道さん(当時遭対協隊長)の「モンターニュ・フルハタ」さんや、松本正信さん(現遭対協隊長)の「北斗荘」さんなどお世話になり、今回の「アルパインホテル」(植村直己さんの定宿)の丸山さんにご協力をいただいた次第です。

現在の全日本登山体育大会の『大会旗』は、その時、矢沢裕子が創り、日山協に無償寄贈したものです。この白馬大会が多くの白馬村のみなさんとのご縁となりました。

この時に「坂口さんと登ろう登山会」を続けないかとの要望で、北信五岳から八ヶ岳・浅間連峰、北ア、中ア、南アなど、地元の山草分け名主(指導者)との交流で、今回で15回を数えることとなりました。この原点も白馬村のみなさんとのご縁が元と言えるでしょう。

今回は、全日北海道大会と重なり日程の変更を余儀なくされ、混乱も生じ、みなさんにはご迷惑をおかけしました。この状況は良い勉強にもなり、これを機に原点に立ち帰ってみたいと思います。次回は飯綱山頂でみなさんと、また食事など作ったら面白いかなと考えています。来年も元気で再会できますことを祈念しております。

 


『好きなこと、好きな人、好きなモノ』


大会隊長(国際登山家)

長野県山岳連盟顧問

大蔵 喜福

 今年の坂口登山フェスティバルは第15回を数える。15という数それなりの歴史だ。

継続の力は一体何なのだろうか?一つ言えることは参加する人の心と気持ちを汲みとった主催者の企画力(サービス魂)だろう。ただ、いくら企画力がいいと言っても、こう何年も続くとは考えづらい。行きたい理由を考えるに、登りたい、仲間に会いたいというだけでは理解に遠い。目的の山の選択、旅の要素とエンターテイメント・・・・主催側の努力を足したところで、いくばくかの力にはなってもウーンである。とすると最大の吸引力は何なのだろうか。ある種の帰属意識と、魅力的な人が集う会だからか?そう考えた先に見えたのは、主催者松田さんの魅力ある人間力だと思った。皆、彼が好きなのだ。坂口登山フェスティバルの経緯は周知のこととして、その主宰の坂口さん初め、脇を固めている多くのスタッフ一人一人が、松田さんの心意気といえるこの大会に寄せる力強い気持ちを理解し、自らのものとして行動する素晴らしいチーム、これも皆大好きなのである。そういう仲間を集められる彼の人となり人望の厚さ、おおらかな心、そして芯の強さが、この会をさらに継続させる核になるのだとつくづく感じた。人の楽しみ悦びの順番は『好きなこと、好きな人、好きな物』これは昔から普遍なことで、お金の使い方も同じ順番だという。開催マニュアルには実行委員会の任務が約70人分記載される。これだけ招集するだけでも相当のことで、開催することの大変さや難しさは並み大抵のことではない。それを毎年である。楽しませてくれるこういったイベントは今や他にない。

松田さんの毎年開催を乗り切るモチベーションは一体何なのだろうか?全国から集まる百人に垂んとする(彼の魅力が創り出す)この会に惹きつけられた人たちのパワー、ぐるぐると繋がっていく人の輪のサイクル??

今年は日程が繰り上がり、私の予定から1日のずれが生じてしまった。いつものアラスカ・デナリの気象観測登山からの帰国航空便の都合でだ。今年も無事の登頂ではあったが、予想外の温暖にて積雪の多さにもまし、クレバスの発達が著しく、危険と隣り合わせの苦労の下山だった。チケットの変更は無理だったが、当日の午後3時ごろには成田に着く予定で、何とか前夜祭の終わる前に会場に駆けつけられると、移動のプランを機上で練った。この会には何としても出席せねばという人好きな私の義務感もあり、心は早や、待っていてくれる仲間のいる唐松岳の山麓に。

迎いの車を頼みに、成田からJR大宮駅へ、そこから北陸新幹線で長野へ、バスで白馬へと考えた。前夜祭後の2次会には間に合うだろうと・・・大宮まで午後の渋滞で手間取ったが、運よく"かがやき"に飛び乗ることができ、長野まで一直線。最終バスが午後8時すぎ、待っていたら間に合わない。ためらわずタクシーに乗車。イケイケで一路白馬へ。こういう時は信号ひとつでもイライラ感が増す。皆に会いたい一心とは一体何だろうと思った。男女問わずのデートのワクワク感か?

この会はそこに集う人に会うために行くのだということを明瞭に思った。山登りと同等それ以上に思っていてくれる人、待っていてくれる人が大事と、心の底から思った。タクシーのおかげで前夜祭が終わる寸前に皆さんに合うことができ、本当に嬉しかった。

失敗は登山用具の準備がままならない状況で移動してしまい、登山靴、雨具など必需品を持たないまま、翌日八方尾根に臨むことになってしまったことだ。傘で行くわけにもいかず、レインウエアを手に入れる時間もなく、晴天を祈るのみとなった。

翌日は大雨、唐松岳へは行けるところまでと、ゴンドラリフト駅へ。構内の売店でビニールのレインウエアを見つけた。ペラペラと思いきや、しっかりと出来ていて、お値段はそれなりにリーズナブル。思ったより丈夫、使えてありがたかった。でも登山班の総括隊長としては、お恥ずかしい限り、ビニールガッパはやめましょうとずっと言ってきた手前これからそう言いづらくなった。でも皆、そこのところは了解してくれると信じ、恥ずかしながらの朝の挨拶となった。矢沢さんにはやんわりとお小言を頂戴。あ〜あである。

白馬での大会なので、地元の有力者でもある松沢さんや旧知の降籏さんにも会えて気分はウキウキ、ひと月もアラスカにいたので嬉しさ倍増となった。このところ常連の中嶋さん、荻原さんや多くのスタッフの努力で、安全に八方池までの雨天行動ができた。霧と大雨の山行は、八方池で終了としたが雪渓の浮かぶ池と残雪の八方尾根は、広大な氷河に囲まれた北米のデナリとは趣を異とし、日本の優しい自然が印象的であった。

雨ザンザンの八方池山荘での2日目滞在は、それなりに楽しい時間で、クラブの大先輩、今井(通子)先生のお話や、降籏さんお思い出話を雨の音とともに拝聴。久々のゆったりとした時間が持ててうれしい山登りとなった。

これも人の繋がりの妙で、すでにもう来年はどこで会えるのかなと、人と会える楽しみが優先する私がいた。いずれにせよ集いの平均年齢は古希に・・・という状況。無理やり頂上はいかずともの山行が、ひとつくらいあってもよいと思われるひとときであった。

 


思い出に残った貴重な三日間


元長野県警察山岳遭難救助隊長

 山の講話 講師

 中嶋 豊

 7月1日、未明からもの凄い雷と豪雨で目覚めました。心中穏やかで無いのは私だけではなかったと思います。そんなことで目が冴えてしまい朝風呂へ。居合わせた都岳連の佐藤旺さんと窓の外を見ると屋根から滝のように雨水がバシャバシャと音を立てて流れ落ちていました。これは大変だ〜。

さて、昨年の苗場山に続いて、今回の唐松岳山行にも声をかけていただきましたので遠慮無く参加させていただきました。そもそも松田会長とのご縁が元ですが、昨年参加されていた方々も多くおられ、再会を喜び合いました。それにしても3日間良く降りましたね。

雨女、雨男もさすがに参ったのではないかと思います。今年は例年よりも残雪が多く、八方尾根にもまだたくさんの雪渓が残っていました。普通ならこの時期は高山植物が多く見られるのですが残念でした。それでも雨に濡れたユキワリソウやミヤマアズマギク、ウラジロヨウラク等を見ることができました。ムシトリスミレの花が雨でしぼんでいたのが残念でした。今井通子さんのおっしゃったとおり、雨なら景色は見えなくても足元の小さな花に目が向き、いつもとは違った雨の山が楽しめますね。それにしても皆さんずぶ濡れになりながらも頑張って八方池まで歩かれました。地元の者は、いつでも来られるからと、悪天候では無理して登りはしませんが、遠く九州、四国などから来られた方々は、何とかして唐松岳に登頂したかったのではないかと思いますが、主催者側の判断は極めて適切だったと思います。大自然が相手ですので致し方ありません。八方池までだけでも無事に歩けて良かったと思います。あるとき年配の方に、「山は逃げていきませんからまた来てください」と言いましたら、「山は逃げなくても私が歩けなくなってしまうから」といって悪天候の中を登山していかれましたが、そういう方は別にして、今度はもう少し好天の時期に八方池に映る白馬三山や剱岳の大展望、そして咲き乱れる花々を見にお越し頂きたいと思います。

八方池山荘では、今井さん、降籏さん、大蔵隊長の素晴らしいお話をお伺いできたのですが、私の方は大したお話もできず申し訳ありませんでした。

それにしても大勢の皆さんをご接待する大イベントでした。松田会長はじめ事務局長の矢澤さんや荻原さん、そして係の皆様には本当に頭が下がります。雨で計画が大幅に変更となり、宿泊先の手配やら人数の調整などで、大変なご苦労があったと思いますが、細かいお心遣いを頂き感謝の限りです。大変お疲れ様でした。天候は最悪でしたが、参加された皆さん満足してお帰りになられたのではないかと思います。

15回のイベントの内でも最悪のコンディションだったとお聞きしましたが、それはそれで記憶に残る3日間だったのではないかと思います。こうしたフェスティバルが末永く続きますよう、そしてこの会の益々のご発展と皆様のご健康、ご多幸を祈念申し上げます。今後とも安全にそして楽しく登山をなさってください。本当にお疲れ様でした。いつかまたお会いできますように。

 


第15回坂口登山フェスティバルに参加して


山口県山岳連盟 副理事長

ハイキングクラブ山歩会長

武永 計介

 今年もフェスティバルに参加させて頂き、ありがとうございました。

梅雨時期に開催される大会にしては、毎回良く天気に恵まれると感心していましたが、今回は女神が微笑まなかったようでした。山口県からのメンバーは、過去最高の11名で、早朝に山口県を出発して、大雨と共に移動して来ました。(過去に経験したことが無い雨を、連れて)

大会当日も、松田実行委員長の前向きな天気予報とは裏腹です。始発時間になっても、雨でゴンドラは止まったままです。

ここで素晴らしいのは、皆な楽しそうにゴンドラ運行開始を、待っていることです。「山に登れれば良いのでしょうが」同窓会みたいに再会を楽しんでいました。日本を代表する登山家の集団は、雨くらいでは動揺せず、信頼できる主催者に全てを任せていたようでした。

皆さんの熱意が通じたのか、ゴンドラも動き、八方池山荘まで登りましたが、天候は回復せず八方池まで登り、荻原主班長の指示で下山となりました。撤退は私的にも良かったです。新人さんを多く連れて来ていることや、ゆっくり八方池山荘に泊まったことで、大蔵さんを始め、今井さん・降籏さん・中嶋さんの話が聞け、松田さんと風呂に二人で入れました。

お別れ会では、スタッフとして紹介して頂き、光栄に思っています。長野県では3代住まないと県民にとして認めてもらえない、と説明が有りましたが、10年でメンバーに入れて頂きました。

その証に「鸛鵲楼賞」を頂きました。賞の意味にも有りますが「千里のかなたの眺望を極めようと、もう一層上へと鸛鵲楼を登りたい」と思います。

実行委員会の皆さんのお蔭で、楽しい3日間でした。今年も盛りだくさん企画の上に、想定外の予定変更で、運営される事は大変だと思います。でも、みんなが待っています。来年もいっしょに楽しみましょう。

最後に坂口主宰を始め、坂口登山フェスティバル実行委員会の皆様に心からお礼申し上げます。

 


第15回SMF記念大会唐松岳


長野県山岳連盟理事長

唐松岳主班長

荻原 茂行

 今年も全国から大勢の皆様にSMFにお越しいただき、ありがとうございました。

今年の大会は、北アルプス 後立山連峰の唐松岳を八方尾根から往復する計画でした。しかし、前夜の雷、大雨警報の発令、八方池から上部には雪渓が何ヵ所も残っているなどの状況を判断し、今回は八方池で折り返すこととさせていただきました。遠くから楽しみに来られた皆様には、非常に残念な結果となってしまい申し訳ありませんでした。また、急遽予定を変更したことにより、八方池山荘と麓のホテルの宿泊に変更、調整が必要となり、全員が希望どおりの宿泊先とならなかったことに対しましても、改めてお詫び申し上げます。

雨の中を上がってきていただきました今井通子様には、貴重なお話、ありがとうございました。大蔵隊長、降籏義道様、中嶋豊元長野県警山岳救助隊長からの講話も興味深く聞かせていただきました。ハクバ岳のお話は認識を改めることになりました。

来年は皆様と元気に再会し、快晴の中、景色とお花を楽しめる大会になることを期待しています。

 


15回坂口フェスティバルにて


長野緑風クラブ

唐松岳2班SL

松木 靖

 6月30日、雨の中エスカルプラザへ 受付係はすでに待機していてごくろうさまです!

神城駅まで山口の武ちぁんを迎えに、珍しく電車で来た。カーカー元気で何より! 歩いても行けそうな駅でした。

歓迎式典までの間、菊地俊朗さん講師の講演会を覗くと、今までの私のモガモガが晴れてすごく感謝です。そうなんだよ、ウェストンが来て、日本の近代登山が始まったとか、色々威張る人がいたけれど、日本の山は江戸の時代には登りつくされ、平安の時から山は木こり、山賊、猟師、忍者、鉱山師や金鉱掘り、生地師など、生活の糧造りが行われた人々が山で生活していたのだ。別に高度な、近代的な道具を身に着けて威張る必要はないのだ。岩山をやるからと上から目線になる事でもない。何か菊地さんの講義を聞いていてスッキリした。知っていたら、もっと早く菊地さんの本を読むべきだった!

7月1日 八方駅ゴンドラは、結構な雨というか、ドシャ降りなのだ! 松田さんは涼しくていいというが、如何なものか! リフトを乗り継ぎ八方池山荘へ、こんなドシャ降りの中の山行は、かなり久し振り、シーズンウェアーでよかった。八方池へカッパと靴の雨・雪テストだが、しっかり着なかったカッパ端からしみてきた感じ、今回軽めの靴を履いてきたけど思ったよりいい。そんなに水は入ってこない! 止まると寒い、一応は夏山なのに!

八方池で、今回はここまでと荻原リーダーの判断。松田さんはいつも台風が来ても中止したことネーョと言うので、ちょっと意外。雲の中、ガスの中、唐松への道、雲、尾根が見える。行きたいような、嫌なような。何とも中途半端なこの気持ち。1時間半、晴れろと祈る。

八方池山荘は、とても暖かく何とも居心地がよい。東京の佐藤さんに、よう!と、酒、つまみ貰って、最後にゴミまで持って下山して行きました。凄い山の先輩にこんなでいいのか反省!、次は俺が。

 今回矢沢さんから、緊急時の人がでたら連れて帰れ! ん、不満だが役目なら仕方ない、それも雨で俺は役に立ったのか、立たなかったのか? 矢沢さんも、松田さんもニコニコしていてたから良しとして! 今井通子さんの話も聞けたことだし。

昔ここは信濃四ツ谷で白馬とは言わなかった、名前は大事です。

帰りに小谷村、湯原、猫鼻温泉よりました。とてもいい?でした。500円、目の前に姫川がドーンとどんな高級旅館にもないロケーションでした。湯の量も多く、仮眠所ありで休憩。部屋は常連の人たちが勝手に飲み食べていました。私も久し振りに、昔ツーリングしていたことを思い出して2時間も知らない人としゃべりまくり夕方帰りました。

帰った後2日間ダルくて、雨の山行に体力を使い、思った以上に年齢と体力を考えないと山でまずいことなるかも知れないと思いました。

 


第15回 坂口記念フェスティバル


ハイキングクラブ山睦

唐松岳3班SL

堀内 宏道

 唐松まで行けなかった事は残念でしたが、コース・宿泊先の変更など、臨機応変な対応にも追われ、なかなか良い経験をしたという思いです。

これまでの山小屋泊はあまり自由時間を取ることができなかったので、今回山小屋泊を堪能できました。参加者の皆さんにとって登山は不完全燃焼だったと思いますが、お別れ会で和気藹々を楽しむ雰囲気に参加して良かったなと思いました。

最近、トレランに力が入り、登山から少し遠ざかっていましたが、事前の下見山行を仰せつかり、6月上旬に出かけてきました。今年は雪が多く息ケルンから雪田となり、八方池は一面雪に埋まっていました。上の樺・扇雪渓から本格雪渓となり、以後6か所の雪渓があって、大会当日はザイルを担ぐのだろうと思っていました。当日は他班が背負ってくれたようです。余談ですが、大会9日後、上の樺の雪渓で、糸魚川市の夫婦の内、婦人(会社員42才)が滑落してヘリ搬送されたが死亡したと報道されました。アイゼンの事は書いてありませんでしたが、持っていけば良かったなと思いました。

前回は、サブリーダーながら救護セットなどの備えが不十分だったことを踏まえ、今回は十分に準備して、参加することができました。悪天候の中、準備した救護セットを使う機会が無かったことが幸いでした。

 


15回坂口フェスティバル

唐松岳大会


ハイキングクラブ山睦

唐松岳1班SL

石川 祥子

 ゴロゴロ…ゴロゴロゴロ!!まさかのカミナリだ…と目が覚めたのは4時ちょっとすぎ。日常生活ではありえない早い時間の目覚めで、雨音の強さでさらに覚醒してしまいました。年に一度のお楽しみのSMF、願い叶わず今年も雨なのね…苦笑。

前夜は寅さんありチンドン屋さんありで歌声は大盛り上がり、大勢の来賓のみなさまをお迎えしての楽しい前夜祭でした。中でも白馬山案内人組合長の松本正信さんの地元に伝わるという「唄」アカペラでのご披露はとても力強く感動いたしました。

朝食をすませ各宿から八方尾根ゴンドラリフトアダム八方駅に皆様集合されて出発式もおえて準備万端、なのに大雨でゴンドラ動かず。待っている間みなさんと和気あいあいとお話させていただきこれはこれでまた楽しい〜。しばらくするととても穏やかでにこやかな笑顔の顧問からピッケルアイゼンは持ったかーとのご指示、やっぱり…そうですよね…涙。しかしなんとかゴンドラが動いてくれてホッと一安心、降りしきる雨の中ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘まで到着。総班長の荻原リーダーが、とりあえず八方池まで行って様子をみましょうとのこと、完全中止でなくてよかった!泉リーダーを先頭にいざ出発、木道を過ぎると登山道はすでに川になっていて歩きにくいこと。(…確か去年もこんなことを書いた気がします。)足元の花に癒されつつ話しに花を咲かせつつあっという間にまだ雪の残る八方池に到着しました。風雨は止むことなく残念ながら今年はここまでとの荻リーダーの英断となり、記念撮影をして八方池山荘に戻ることとなりました。途中、降籏先生にストックの使い方をご指導いただき大変勉強になりました、ありがとうございました。

急きょお世話になったにもかかわらず「細野館」さんでは温かいおもてなしをいただき快適にすごさせていただきました。三日目の明け方乾燥室のまだ乾ききっていないレインウエア等をわざわざ別室に運んで乾かしてくださり、びっくりするやら感動するやら。いろいろ学ばせていただくことがたくさんありました。

今回は唐松岳登頂をあきらめることとなりとても残念でしたが、そのかわりたくさんの方といろいろお話するチャンスに恵まれ、とても嬉しく楽しい三日間でした。

俺は山が好き、仲間が好きという顧問について行きたいと思います。

ご参加くださったみなさま、顧問、なにがあっても動じず笑顔で対応できる裕子さん、今年も楽しい時間をありがとうございました。

 


15回坂口フェスティバル

演芸部報告


うたごえコーディネーター

神谷 ありこ

 今年も、演芸部はじけさせていただきました。

今回は、山ノ内町から「らくのう座」の中村哲良(のりよし)さんと大熊文子さんという強力な助っ人をお呼びしてのステージ。津軽三味線、木曽節、大太鼓のという本格的な演奏のあと、私たちも加わっての「なんちゃってチンドン屋」でお笑い路線に…と思っていましたが、宮坂浪子演芸部長(?)のこれまたビックリ仰天のコスプレの数々! 一体、「浪子さんは何者?」「吉本の回し者?」と思われる品揃えでございました。

長野の皆さんにご協力いただき、これで「どこに出しても恥ずかしい」……いや「恥ずかしくない」…立派なチンドン屋の出来上がり!もちろんご本人も、立派な靴磨き少年に扮し、熱演をご披露いただきました。「オンナ寅さん」も絶品! 笑いをこらえて歌うのに、必死でした。しかし、あまりの展開に、時間配分もままならず、前夜祭から皆さんには遅くまでお付き合いさせてしまい、反省しています。すみませんでした。

最終日のお別れ会でも、恒例になりつつある大川さんのマジック、グラサンつけてこれも怪しさ満載!温泉旅館での社員旅行の盛り上がりです。

…というわけで、登山とは全く関係ない方向で、フェスティバル演芸部は独自路線を歩んでおります。雨が降れば降るほどに、アヤシサは増していくようです。…誰か止めて……。

 


第15回 坂口登山フェスティバルを終えて


大会事務局長

ひまわりの会

矢沢 裕子

 ご参集いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

今年もまた、このひと時をご一緒出来ましたこと、感慨深く思っております。

大雨というより、豪雨。14回を見てきた私もここまでの悪天候は本当に想定外と言っていいほどの雨。これも経験と言えば聞こえはいいのですが、ゴンドラが動かなかった一瞬は…戸惑いました。あの雨の中、カッパを身に着けた皆さんはこんなこともあるさ、と余裕の表情でゴンドラ待ち。

この時も笑顔で会話されていて、姿勢はお山へと前を向いているのだ。凄いなぁ。と本当に感心させられたことです。

登山日のこの日の宿泊は八方山荘と下での分泊となりました。私は下の細野館泊。思いのほか自由時間が出来たため、いつもより皆さんとお話しをする時間が持てたことはとても楽しかったです。日常のこと、フェスティバルへの想い、山のこと、ご自身のこと…etc 声を聞かせていただきました。八方池山荘での山の講話がてんこ盛りで、ちょっぴり羨ましくもありましたが、こちらもお宿のお風呂がとてもよく、ご飯もおいしかったです。昨夜の前夜祭とはうって変わり静かな夜でしたが、それもまた心地よいひと時でした。

前夜祭は前夜祭で大盛り上がり!本当に楽しいひと時でした。当初は遠方からお越しの方のためであったり、一部ノンベイの体のいい飲み会であったりもしましたが、今では懇親会も余興も楽しみの一つとなり、参加者も増え、回を重ねるごとにバージョンアップ?進化?しているように思います。一同に会することが楽しみの一つであることも考えれば、これも意味のあることと思います。お馴染みのお顔を拝見し、ほっとした気持ちになるものです。織姫、彦星の気持ちにも通じるかな?

長野スタッフも余興に積極的に参加して盛り上げてくれました。その気持ちは大きな波となって、皆さんの心にも波及していったように感じています。

登山現場のことは現地にいない私には見えていない部分もありましたが、こちらもこちらでそれぞれの立場や役割をしっかりこなしていただき、安全に事故なく終了出来たことに感謝しています。総合的に事務方の私にとって毎年違った課題を仰せつかりますが、今大会は今大会でとても貴重な体験となりました。皆さんにとっても記憶に残る大会であったかと思います。

 この頃はこれからのフェスティバルに想いを馳せてしまいます。来年は快晴の中、主宰とお花を愛でながらのお昼を食べたいものです。お天気ばかりは他力本願ではあるのですが、神のみぞ知るで、神様から晴天のプレゼントをいただけるように精進していきたいと思います。

皆さま、どうぞこの絆を大切に、これからもよろしくお願いいたします。

また、長野スタッフはじめ、皆さまにはいろいろな場面でのご協力や心ある対応いただきましたことに深く感謝申し上げます。 m(__)m


全日白馬大会が切っ掛けで続いたSMF

第42回長野大会で作成し 日本山岳協会に無償寄贈した 全日本登山体育大会旗

福岡大会で6歳

静岡大会で息子9歳になりました

作成した全日大会旗デザイン


第15回 坂口登山フェスティバルに参加して


大会実行委員会 会計

長野緑風クラブ

清水 静代

 何といっても残念な雨。初めて登山計画を中止することになってしまいました。唐松岳は長野市周辺の中学生が学校登山で登ります。ゴンドラとリフトを乗り継いで1830mの八方池山荘まで上がれますので、北アルプスの中では登り易いと言われています。が、それも夏、好天に恵まれたらの話だと今回思い知りました。八方尾根の景色を皆さんと楽しめたらどんなに良かったか。本当に残念でなりません。

前週に下見で登った時も曇り空で眺望は無かったのですが、それでもガスの切れ間に不帰嶮が見えたりして、当日もこの程度にはと祈るような気持ちでした。遠方から来てくださる方々に少しでも楽しんで頂けるように準備し、微力ながらできるだけの事はしようと思っているのですが、状況に応じて最善というのは本当に難しく思うようになりません。

 私は、今までのフェスティバルでは時間に追われバタバタしてしまう事が多かったのですが、今回は山荘での講話をゆっくり聴くことができました。地元の山から世界の山岳諸事情まで興味深く、お話の内容だけでなく講師の先生方のお人柄も感じられて楽しい時間でした。七夕の様に年に一回お会いできる方たちとお酒もすすみ、お話も盛り上がったのではないでしょうか。

織姫と彦星は雨が降ると会えないようですが、私たちは雨にも負けず、風にも負けず、歌声、手品、笑顔、また来年元気でお会いできますように。

ガイドさんはじめお世話になった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。